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井ノ原くんが朗らかでいてくれること

 

⚠︎この文章は完全に主観であること、すべての情報を追えているわけでないことを先にお伝えして起きます。あくまで"私の見た井ノ原くん"について綴りたいと思います。

 

 

 

井ノ原くんの"朗らかさ"はどこから来るんだろうかと考えた時、アイドルとしての覚悟と少しの諦めから来ているのかもしれないと思った。

 


記憶に新しいのは'20-'21カウコンにV6が出ないとわかった時。Twitterでは「#年末年始にV6に会いたい」のタグ祭りが行われた。私は1人号泣したのを覚えている。切ない気持ちを会いたいと昇華したあの流れは胸にくるものがあった。(タグ芸に関しては賛否あっていいと思うので深くは触れません)

そして本人たちがどう思ってるのか、自担がどう思ってるのかというのは、気になるところだ。井ノ原さんは、司会の村上さんに励ましのメールを送り、自分たちのいないカウコンを見て良かったと称し、年末久しぶりにゆっくりできたことを嬉しいとのブログを載せられていた。

 


複雑な気持ちのファンは聞こえの良い言葉を求めるもので。「出たかった」「来年は出たい」、はっきりでなくともそういう声が欲しかった人は少なくないのでは。私もそうだったと思う。人は安心したい時、自分と同じ意見を求めるものだ。メンバーの発言に、複雑だという意見もちらほら見た。「悔しがってくれないと出て欲しいと言えない」「本人たちは諦めているのか?」「ファンはどうしたらいいんだろう」etc...。(これに関してはファンは出て欲しかったら出してくれ!と胸張って要望出して良いと思います)

 

 

私は一抹の切なさを感じながらも、

「でも井ノ原くんは、こういう方だもんなぁ」

と感じた。

彼はどんな状況であっても、ポジティブに捉える人だ。

 

 

 

『今思えばアレもよかったよね』

といった趣旨の言葉をよく聞く。

足をぶつけたところが良いツボだといいね。それ最高だよね。マスクして踊ったら肺活量上がったね。

 

これは単なる底抜けの明るさというより、"理不尽さを飲み込む姿勢から生まれた、ユーモアある打開策"のように感じるのだ。

V6は皆、理不尽さへの対応が大人だ。反発してもいい結果がついてこないことをわかってるんじゃないか。一旦状況を受け止めて肯定的に捉えるのは、目が細いことや世の言うジャニーズぽくない容姿を笑いに変えながら、しかしパフォーマンスを妥協しない中で生まれた考え方なんじゃないか。

 


井ノ原くんは切り込み隊長的な一面がある。トークは先陣を切ることが多い。そんな中まさかマイナスと取れることは、言えないよなぁ。そりゃそうだ。自分の置かれてる立場を卑下することは、V6のアイドルとしての価値を下げることにもなりかねない。

 


『すべてにおいて俺はハッピーじゃないといけない人』

以前そう言っていた。これがどれだけ難しいことか。ポジティブに乗り越えるのはそれだけ負の感情をバネにしないとできない。明るい発想にするには、一度心の淀みと向き合わなければいけない。

 

 

それでも井ノ原くんはいつも楽しそうに笑顔でいてくれる。なぜならアイドルだから。

 


わからない、もしかしたら本当に年末ゆっくりできて嬉しかったかもしれない。もう出なくてもいいかなとか思ってるかもしれない。そもそもあまり気に留めていないかもしれない。でもそんなことはあんまり関係ないかなと思っている。見せてくれる姿がすべてだから。

 


私は彼のパッション溢れる一面が好きで、同時に冷静で地に足がついた一面も好きだ。

 

どこをとっても現実的な瞬間がある。アイドルとして彼を推す時、そのリアリストな一面を寂しく思うこともあるけれど、そこも含めて"アイドル・井ノ原快彦"の魅力なのだ。こちらが困惑するくらい魅力的なのだ。

アイドルへの好きと人間としての好きが混在している。これは尊敬とも執着とも呼べると思う。

 


そのリアリストな彼が最近、よく涙を見せる。勝手に若い頃の尖った勢いは静まったとばかり思っていたが、そんなことはなかった。アツいものを確かに持っていて、まだその鋭さは残ってるんだと、愛なんだ2020で、「おじさん舐めんなよ^_^」で、何よりトニフィフコンで感じた。

 

 


以前雑誌で、大荷物を運ぶのが大変そうな女性スタッフを手伝うと、そのスタッフが「タレントに働かせるとは何事だ」と上司に怒られるから、荷物を持ってあげられない。俺は人に荷物を持たせて前を歩いて、何しているんだろうと思う。と話していたことがある。好きだなと思った。私が思うより何倍も彼は思慮深いのだ。


もしかしたら聞こえのいい安心する言葉はくれないかもしれないけど、その分プロとしての覚悟を感じる。ハッピーでいることを選んでくれている。

 

 


彼の朗らかさは思慮深さと覚悟と、そして少しの諦めから来ていると思う。一旦諦めて、焦らずに、いつか振り返った時に「よかった」と言えるための準備。

 

 

だからこそ彼の明るさを信じていたいのだ。

V6は終わってなんかない。

 


2020年、彼らに関して悩むことも切ないこともあったけど、それより何より得た幸せが多いから。彼のことを何も知らないけど、世界一好きだなと感じている。

 


2021年もV6と井ノ原さんを応援していきたいと思う。何より自分のために。

 

 

 


最近井ノ原くんは茶髪にした。

"気分転換"の中にファンのことが少しでもよぎってたら嬉しいかも、なんて思いながら。

 

 

 

 

 

追記:2021.03.17

この思いはこれからもずっと変わりません。

 

 

追記2:2021.10.30

井ノ原くんは朗らかに幸せに自分を大切にしてくれる人だから気を揉まずにファンでいられますね。